南八甲田の登山道
八甲田山といえば、大岳を主峰とする北八甲田連峰がイメージされると思います。
しかし、八甲田山は櫛が峰を主峰とする南八甲田連峰もあります。
南八甲田は入山する人が北八甲田に比べて少なく、10年以上登山道が整備されていません。
その登山道が今年から整備し直されることになりました。
登山道を覆っていた木を切った後がいくつもあります。
南八甲田の登山道は、元々は車が通る道路として開発された道です。
昭和8年に始まった工事はたったの2年で終わってしまったそうです。
今はその道が登山道となっているため、傾斜が緩い道が長く続きます。
登山道に石がゴロゴロと敷かれているのは、道路の名残です。
1時間45分程度歩くと矢櫃萢に出ます。
綺麗な湿原が広がり、奥には赤倉岳や乗鞍岳が見えます。
矢櫃萢は秋が深まり、草紅葉がピークです。
湿原の奥のミネカエデも黄色く色づいています。
矢櫃萢から少し行くと、沢を越えます。
途中には水場があります。
八甲田山は水が豊富ですね。
9月下旬となると、八甲田の紅葉はかなり色づいています。
猿倉岳の向こうには、北八甲田の高田大岳と雛岳が見えます。
遠くに見える山が、南八甲田最高峰の櫛が峰です。
今年から冬を挟んで、来年にかけて櫛が峰までの登山道を整備するそうです。
まだまだ薮が多い南八甲田ですが、少しずつ整備が進み、訪れやすくなっていきます。
傾斜が緩い分、歩く距離は長いですが、とても気持ちのいい山歩きができます。
2016年09月28日 | Posted in Trekking | | No Comments »
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